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恐怖!ベネズエラ入国→シウダー・ボリーバル Ciudad Bolivar

Posted by Kafka7 on 31.2011 ベネズエラ Venezuela   0 comments   0 trackback
*約2ヶ月前の話になります。

6月8日

旅の日付も迫ってきたので、
次の目的地ベネズエラに行くことにした。

メデジンから一気にベネズエラとの国境の街ククタ Cucutaに行く飛行機チケットを買った。

コロンビアは国内線がかなり安い。
また首都ボゴタには結構アメリカの格安航空会社が飛んでる。
Avianca、Jet blue、Spirit airなどだ。

今回はAires airという国内線用の航空会社で200860ペソ(約9200円)で買った。
バスとあんまり変わらないかも。安い。

でもメデジンのネグロ空港まで遠いのが痛いが・・・
タクシーで50000ペソかかる。2500円くらい。
この日はたまたま同じ宿のアメリカ人と2人で行けたので、半分にはなったが。
朝4時半起きで、5時に出て6時に空港に着いた。

ボゴタを経由しククタに着いたのは13時ごろ。





ここからが問題だ。
まずはなんとかベネズエラに入国せねば。



ここからは全く分からないので、空港の警察に聞いて、
タクシーでベネズエラの国境の街サンアントニオまで一気にいけることがわかった。
タクシーは35000ペソ。約1600円。まぁまぁするが、安全をお金で買えるなら。

そして俺はかなりラッキーだったと思う。
このタクシーの運ちゃんの話し方や表情で、この人は信用できるなと即理解できた。
ここまで行くと旅人の勘というところか。
案の定、俺が出国・入国のスタンプが貰えるまで待っていてくれたし、最後まで親切だった。

30分ほどで国境近くへ。

するとすごい!

道路の脇にはお金をパタパタさせている両替屋がいっぱい立っている。

ベネズエラにはUSドルやユーロの現金が必須!!
ベネズエラ人はとにかく外貨が欲しい。
なので観光客には闇のレートでベネズエラのボリバーレスBsFを売る。

もちろん公定レートもある。しかしそれは闇のレートの半分くらい安い。

例えば、俺が今使っている楽天銀行のカードを使いベネズエラの銀行のATMで下ろしたとしたら、
俺だけベネズエラで物価2倍で過ごさなければならない。とにかく銀行や空港などでの両替は大損。
これが公定レート。
すごいわけがわからない国だ。ふざけてる。

なので闇レートでBsFを買うしかないのだ。

タクシーの運ちゃんに車を止めてもらい、両替した。
しかしまたわけがわからないのが、US100ドル札や50ドル札のほうがレートがいい。
そんな大きい札他の国で使えないから持ってるわけねぇーだろ!アメリカ人でさえ嫌がるぞ!

俺はこの日のためにエクアドルでドルを大量に下ろしてきた。
でも以前も触れたようにエクアドルでは20ドル札しかでてこないし使えない。

ここのレートは20ドル札だとUS1ドル=7.3BsF あんまりよくない。。。

先に行った旅人に8BsFくらいとは聞いていたが、仕方なくここで100ドルだけ替えた。

そして国境。激込み。。。
まずはコロンビアの出国のスタンプを貰い、タクシーに乗ってそのままベネズエラのサンアントニオへ。

P10206151 (1)

緊張の入国を撮影。
この時初めてカメラをだした。

P10206151 (2)

ベネズエラ入国!!!


そのままベネズエラの入国手続きをし、
タクシーの運ちゃんが、「ここのバスターミナルからもシウダーボリーバル行き出てるんじゃないか?」
と言ってくれ、そのままサンアントニオのターミナルまで行ってくれて聞いてくれたけどなかった。
やはりここから車で一時間くらいかかるサンクリストバルという大きい街に行かなければならなかった。

コロンビアのタクシーが入れるのはサンアントニオまで。
運ちゃんは親切にまた国境近くに戻り、サンクリストバルに行く乗り合いタクシーのところまで行ってくれた。
そして値段も聞いてくれて「20BsFだ。20BsF以上は絶対払うなよ!」とまで注意してくれた。
めちゃくちゃいい人だった。5000ペソ多めの40000ペソを払い、硬い握手をし別れた。

ここからは1人。。。


乗り合いタクシーには女性が2人と男性1人とドライバー。

早速出発し、そしていきなり検問!!

ベネズエラは警察の検問が多いとは聞いていた。
そして腐っている。
観光客から「このドルは偽者だ」とか「ドルは持ち込み禁止だ」などといいがかりをつけ、巻き上げる。
とにかくそういう腐った警察がたくさんいる。

ここサンアントニオのいきなりの検問。。。ここは俺はラッキーだと思うしかない。

というのも前日一緒のルートで来た日本人男性はタクシーでここを通ったため(乗り合いではないので一人で乗車)、
警察に運転手ごと別室に連れてかれ、全裸にさせられチェックされた。(運転手も一緒に)
今でも全裸などあるのか?と思ったが、まだそんなことをする奴がいる。なんと外道な警察。

彼は靴の底にお金を隠していたが、余裕で見つかり、賄賂を請求された。
手錠までかけられたらしいが、100ドルだけ渡しなんとか釈放されたよう。
なんと最悪なんだ。

俺は乗り合いタクシーで女性と一緒だったから、パスされたのか・・・
今はそんな風に思うしかない。でもとにかくやたらパスポートと顔を何回も見られた。
荷物チェックはなかった。

噂に聞いていたがこんなに検問があるとは。。。

そして16時半にサンクリストバルのバスターミナルに着き、シウダーボリーバル行きのチケットを買う。
しかし俺はここでボラれたと思う。窓口で買わないでおにいちゃんに着いていき、バスを確認してから買ったのだが、直接バスの前で買ったほうが安かったと思う。それか窓口か。
チケットには210BsFと書いてあるが、俺は260BsF払った。(約35ドル)

そしてこのチケット買ってる時も横から警察がカバンを開けろといってきた。
開けても全然細かく見てなかったけど、全然愛想がない。最悪。なんなのよお前らは。。。

18時発シウダーボリーバル行きになんとか乗車。バスはまぁまぁ綺麗。

P10206151 (3)

P10206151 (4)

バスに乗り緊張も少しほぐれ、改めてパスポートを眺める。
右下の赤いのがベネズエラ入国スタンプ。

ベネズエラの夜行バスはかなり寒いと聞いていたので、タイツなど冬服に着替える。
確かに寒かった。かなり着込んだはずだが、深夜に肩が震えた。

出発は遅れ、19時ごろやっと出発。

そして24時間半後の翌日19時半にシウダーボリーバルに到着。

本当に長かった。マジで長かった。神経削りました。。。


警察の検問履歴↓↓↓ (ちゃんと時間も日記に書いておいた。)

1.8日19時半・・・バスの乗客全員降ろされIDチェック。

2.8日21時50分・・・ 
乗客全員下ろされ、なんとバスに入れた荷物を全部だして、1人ずつチェック!時間かかりました。
俺はメインバッグを女の警察にチェックされた。
その女警官最後に「あなた英語話せるの?」俺「ああ話せるよ。」
女警官「You give me some Chinese things」
なんだこいつ!気持ち悪いたらありゃしない。どん引きした。
先にパスポート見せてるし、「俺日本人だから。書いてあるだろここに。」みたいに言って荷物持って出た。
賄賂の請求が多いときいたが、ここまでなめた態度とは!!お前らはバイトで警官ができるのかよ!!

3.9日午前3時10分・・・
寝てるのにたたき起こされ、バス内で手荷物の検査。かなり厳重なチェック。だけど何も言われなかった。

4.9日午前6時・・・
バス内でIDチェック。「お前ビザないの?」とか意味わかんないこと言ってたけど、
「スタンプここにあるだろ。観光用の。」みたいに言ったら大丈夫だった。

5.9日午前8時半・・・
バス内に警察が入ってきて、ID全員回収。特になにもなかった。

以上です!!バス乗ってから5回ですよ!最悪でしょまじで・・・

1人だし本当に不安な24時間でした。この旅で一番疲れましたよ。。。

*因みにこれから行こうと思ってる人は、
現金はバスの下に入れるメインバッグの中の分からない所に隠しましょう。
(例えば、トイレットペーパーの芯のあたりに押し込んで隠す。)
手荷物や自分の体に身に着けるのは、かなり危険だと思います。
ダミーで財布に20ドルくらい入れるのはいいと思うけど。


P10206151 (5)

これは途中に休憩した街。

ガソリンスタンド。

やはり気になるのはベネズエラのガソリンの値段。。。
世界最大の産油国といわれている。後250年は持つらしい。アラブ諸国より長い。

その値段は、なんと、


1リットル = 70センターボ




わかりにくいので、




10リットル = 7BsF

俺はこの後US1ドルを8BsFで替えたから、

10リットルUS1ドルもしないということです!
信じられなーーーい!!


今1ドルは80円くらいでしょ。 日本円で10リットルで80円です。

200リットルのタンクで140BsFです。約18ドル。約1440円

日本では今1リットルいくら払ってますか???

エンジェルホールのガイドに、「日本は1リットル=2ドルだ」と言ったら、
「クレイジーだ!!」と言われました。確かにここの国民にすればそうだろう。

ガソリンの値段。信じられませんね。。。

P10206151 (6)

でも車やタクシーはかなり古いものばっか。
社会主義の国は物が頻繁に動かないのだろう。
シウダーボリーバルのスーパーに行ったが、全然物がなかった。そしてすごい人。
物はほとんどMade in China。やはり中国が絡んでるか。

明日行くキューバもこんな感じなのだろうな。。。


とにもかくにも19時半にシウダーボリーバルに到着。
とにかく激怖いターミナル。先入観なのか、とにかくこの旅で一番怖いバスターミナル&怖い街。

バスを降りて荷物を取ったら、おっさんが近づいてきた。
名刺を持って旅行会社を薦めてきた。
怪しいと思ったが、よく見ると、先にここに来て情報をくれたフミオさんが薦めてくれた、
「Conexion Tours」
バス停に小さなオフィスがある。

P10206151 (8)

P10206151 (7)

そしておっさんに頼み、タクシーに乗り(無料)宿に向かった。

Total Aventuraという宿。カルロスという英語の話せる旦那と奥さんレイディ?が居て親切。

宿もツアーに参加すれば前後日の宿泊代が無料。

P10206151 (11)

P10206151 (9)

部屋も普通。
キッチン、wifiありです。水も無料。

でもとにかく暑いし、蚊も多かったな。

この日は疲れていたし、2日後にエンジェルホールツアーに参加しようとしたが、
奥さんが「明日ならグループがあってすぐいけるよ!」なんて言うから、
じゃあ明日行くと行ってしまった。
後になれば、毎日グループはあるし急がなくても全然大丈夫だったと思った。

値段ですがここが曖昧です。
俺はフミオさんに言っていた金額を言ったら、「よし、わかったアミーゴ価格!それでいいよ!」と言ってくれた。
俺はフミオさんのおかげで安くいけたと思う。US1ドルも8BsFで交換してくれた。
しかし、他の日本人は俺より3000円くらい違う人もいたし、1ドル=7.5BsFで替えてた人もいる。
なのでここだけが、Conexion Toursの分からないところ。。。
これから行く人は納得のいく金額で行ってください。


という長い長い2日が終わり、
翌日は6時半起きでツアーが始まる。もう勘弁してぇ~



P10206151 (10)

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P10209811 (40)

猫ちゃん、かわいかった。 

まともなメシあげてないから、すごい人が食べてる食べ物に寄ってくるけど。。。

この旅で確実に猫好きになりました。帰国したら一匹飼おうかな・・・

P10209811 (41)

ベネズエラのビール2本と、右はファンタオレンジだが、名前がおかしい!
「Hit」やはりアメリカ製の物はタブーなのか。。。

P10206151 (13)

P10206151 (14)


苦労して手に入れたBsF。。。


ベネズエラよ、、、大嫌いだぜ!!笑


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*ここまで読んでくれて、有難う。

明日から2週間キューバに行って来ます。
インターネットは使えません。(使えるけど高い。)

連載開始したけど、またお休みさせていただきます。
生きて帰ってきたら、またブログ続けます。

また日本への帰国日が決定しました。
9月30日に帰ります。
9月には帰ろうと思っていたので、9月最後の日まで粘ります(笑)

ではでは。

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プロフィール

Kafka7

Author:Kafka7
世界一周旅行から9カ月。

リベンジの中南米の旅を始めて、
250日後無事日本に帰りました。

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